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ヘブライ語が解明する「さんさ時雨」のメインテーマ

宮城県の著名な民謡の一つに「さんさ時雨」があります。この民謡は仙台地方の祝唄として今日まで多くの人に愛され、歌われてきました。伝説によると、伊達政宗が敵を会津磐梯山の裾野で打ち破った時に、側近の者が唄った和歌を正宗が後に編纂し、それが「さんさ時雨」の原型となったと言われていますが、定かではありません。いずれにせよ「さんさ時雨」は江戸時代に、はやり唄として普及し、民謡の中でも名作の一つと言われるまでになりました。

不思議なことに、この唄の歌詞は日本語のようでありながら、言葉の意味が大変分かりにくいのです。一般的な解釈としては、「さんさ時雨」という天候に関わる記述を男女の情事にかけて、それを「濡れかかる」という比喩に結びつけた奇抜な発想がうけ、民謡として高い評価を得るようになったと考えられています。確かに江戸時代では吉原を中心に流行した恋歌の「ショーガイナー」と同じ囃子詞がこの民謡にも含まれている訳ですから、「さんさ時雨」が情事を例えて歌ったと考えても不思議ではありません。しかし本来は戦勝記念として唄われるべき祝歌の歌詞、「さんさしぐれか、かやののあめか、ハー、ヤートヤート、おともせできてぬれかかる、ショーガイナー」が本当に、恋歌として創作されたかどうかについては、言葉の流れも大変不可解であり、謎が多すぎます。

「さんさ時雨」は単にその囃子詞だけでなく、歌詞も含めてヘブライ語で解釈すれば、これらの疑問を解決することができます。まず「さんさ」は日本語では意味が無い為、和歌の出足をなめらかにする冠頭語と考えられています。しかしこのようなあいまいな解釈よりもむしろ、ヘブライ語で「喜ぶ」ことを意味するサッサ(サッサ)が多少訛ったものと考えた方が自然です。そして「シグレ」はヘブライ語で、「救済」、「救い」を意味するシグレ(シグレ)と発音する言葉、そのものです。それ故、「サンサ・シグレ」は戦いに勝利したことを祝って「救いを喜べ!」と歌い叫ぶ、ヘブライ語の囃子詞だったと考えられます。

次行の「カヤノノアメカ、ハーヤート」もヘブライ語で解釈できます。まず「カヤノ」ですが、これはヘブライ語で生きていることを意味するカヤ(カヤ)と、穏やかさや、心地良さを意味するノーム(ノーム)が合わさって「カヤノーム」となり、その語尾が落ちて「カヤノ」と発音されているのでしょう。それ故「カヤノ」は「平和な人生」を意味します。次に「(ノ)アメカ」ですが、「ノ」はカヤノの「ノーム」を繰り返すことにより安堵感を再度強調し、「アメカ」はヘブライ語のamekhayeh、アメカーヤ(amekhayeh、アメカーヤ)を語源とした「喜び元気付けられること」、すなわち祝福を意味する言葉です。つまり「カヤノーアメカ」はヘブライ語で、「祝福された平和な人生!」と解釈できます。

そして「ハーヤート」ですが、ヘブライ語では聖書にも頻繁に使われているハヤタ(ハヤタ)という言葉があり、発音では「ハヤト」とほぼ同等です。これは「必ず成る」、「そうなれ!」という願いの言葉です。これで「さんさ時雨」のメインテーマが解明できました。「サンサシグレ、カヤノーアメカ、ハーヤート」とは、「神の救いを喜べ!祝福の平和な日々となれ!」という祈願の想いを込めた、祈りの叫びだったのです。