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2021/05/04

さんさ時雨の歌詞をヘブライ語で検証する!

「オトモセデキテヌレカカル、ショーガイナー」というさんさ時雨の歌詞は、日本語なのか、何語なのかわからない、実に不思議な響きを持っています。ごく一般的には当然ながら日本語として受け入れられ、言葉の語呂から察して男女関係の情事に関する記述として理解されています。それがこの民謡がはやった理由の一つでもあります。しかし通説によると、さんさ時雨の背景はあくまで戦勝記念であると語り継がれてきた為、その戦勝記念と男女の情事を混合して掛け合わすのはどうも不自然です。そこで、この歌詞を再びヘブライ語で検証してみましょう。もしヘブライ語で明らかに戦勝記念に関連する意味の歌詞として解釈できるとするならば、前述した通り「さんさ時雨」のルーツがヘブライ語である可能性がますます高くなります。

まず「オトモセデキテ」に注目です。この言葉は3つのヘブライ語、「オトモ」「セデ」「キテ」から構成されていると考えられます。「オトモ」はヘブライ語のオトム(オトム)がルーツで、「止める」または「閉ざす」を意味します。「セデ」はヘブライ語で戦場を意味するセデ(セデ)であり、発音も一緒です。そして「キテ」は「清められた」を意実するキーテ(ァ)(キーテ(ァ))の語尾が脱落したものでしょう。すると、「オトモセデキテ」はヘブライ語で、「戦いは終わり、戦場は清められた!」という意味になります。

「ヌレカカル」も同様にヘブライ語で解釈できます。「ヌ」「レカ」「カル」という3つのヘブライ語で構成されている言葉として考えられとわかりやすくなります。まずנו(nu,ヌ)は「今だ!」、「行こう!」「進み続けよう!」という意味を持つ言葉です。次に「レカ」ですが、これもヘブライ語で「行け!」、「進め!」を意味するלך(lekh、レカ)です。そして「カル」はおそらく「適用される」という意味のחל(khal、カル)です。この言葉には、法が適用される、行われる、という意味だけでなく、母音が変化するだけ、חיל(heil、ヘイル)という砦、城、という言葉になります。つまり言葉のニュアンスの中に、法の元に進み行うことにより、砦のようなしっかりとした土台ができあがるという思いが込められているようです。

「ヌレカカル」は、「濡れかかる」という情事を示唆する日本語のように聞こえても、実はそうではなく、神の命に従って地境を広げていく戦勝記念の歌であったと想定できます。歌の意味はヘブライ語で読むと、確かに進軍を思わせるような主旨の言葉で繋がっています。戦争が終結した今こそ、「われらは進み続け、神の法とご加護の元、しっかりと砦を築いていこう!」という思いが込められているようです。こうして一見、不可解な日本語と思われていた「オトモセデキテヌレカカル」は、ヘブライ語で解釈することにより戦勝記念の歌としての意味が浮かびあがり、わかりやすくなります。

さて、残るは囃子詞としても名高い「ショーガイナー」の検証です。これはヘブライ語で解釈できるだけでなく、その意味をもって前節との関連が明らかになります。「ショーガイナー」は「ショー」と「ガイナー」という2つのヘブライ語から成り立っています。「ショー」はショー(ショー)、ヘブライ語で壁、城壁を意味します。「ガイナー」は「囲む」または「守る」を意味するガナン(ガナン)をルーツとしたガイナ(ット)(ガイナ(ット))です。すなわち「ショーガイナー」は「城壁を守れ!」というヘブライ語の勅令だったのです。

一見日本語では不可解な「さんさ時雨」の歌詞は、男女の情事にかけているようにも考えられますが、実はヘブライ語で理解する方が自然です。この民謡は、戦勝を記念して歌った勝利のヘブライ賛歌だったのです。「戦いは終わり、戦場は清められた。今、その地を我が領土とせよ。そして城壁を守るのだ!」このような歓喜の思いが込められた歌詞だったからこそ、例えその意味が不透明になっても、後世まで伝承され続けたのでしょう。

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中島尚彦

中島 尚彦

南カリフォルニア大学、ペンシルベニア大学ウォートン校、フラー神学大学院卒。音楽系ネット通販会社サウンドハウスの創業者。古代史と日本古来の歌、日ユ同祖論の研究に取り組むとともに、全国の霊峰を登山し、古代遺跡や磐座の調査に本腰を入れている。

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