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2021/05/07

八坂神社の意味は「神の守護」 「八坂」の語源をヘブライ語で解明

神に纏わる言葉「八坂」

今日「八坂」と言えば、京都の祇園町にある八坂神社を思い起こすのではないでしょうか。全国2300社にものぼる関連神社の総本社である八坂神社は、古くから祇園神社としても知られていました。その後、明治時代より正式に八坂神社と呼ばれるようになりました。

「八坂」という名称は、日本書紀などの史書に記載されている「八坂瓊曲玉」という神宝の名称にも見られることから、古代より、神に纏わる言葉として用いられていました。その言葉の主旨は、ヘブライ語で読むことにより、詳細を理解することができます。

「八坂」の意味をヘブライ語で解く!

「八坂」の語源はヘブライ語のישכה(yasakah、ヤサカ) である可能性が高いようです。שכה(sakah、サカ) というヘブライ語には、「見張る」「期待する」という意味が込められています。そこに接頭語で「神」を意味する「ヤ」をつけることにより、「ヤサカ」は「神が見張る」という、守護神を意味する言葉となります。今日でもイスラエル人は「ヤサカ」と聞けば、「神が見る」ことを意味する言葉であることをすぐに理解できます。

一方、「八坂」は「神の守護」を意味するיסכך(yasakh、ヤサッ) と解釈することもできます。ヘブライ語でסכך(Sakh、サッ) とは、覆う、被せる、かげらせる、を意味します。旧約聖書の詩篇140編7節には、この「サッ」という言葉を語源とするסכתה(sakotah、サコタ)という言葉が用いられ、「 (敵から) 頭をおおわれた」、すなわち「守られた」という意味になっています。よって神の「ヤ」を接頭語として「ヤ・サッ」と繋げると、「神が私の頭をおおわれた」、「神が私を守ってくださる」を意味する言葉になります。

「八坂」という名称は、お守りの役割を果たす八坂瓊曲玉だけでなく、神社の名称にも使われていることからしても、「神が見張る」「神に期待する」の意味をもつヘブライ語が語源になっていると考えられます。また、「ヤサッ」が多少訛って「ヤサカ」になったという別案においても、「神が守ってくださる」という解釈になり、名前の辻褄が合います。

神を祀る神社としての「八坂神社」

こうして祇園神社は、神様が人々を守ってくださることを意味する「八坂」と呼ばれるようになり、いつしか祇園神社の名前にとって代わり、「八坂神社」の名称が庶民の間で定着しました。古代から地域一帯、及び日本国を守護する神を祀る神社として、人々から愛され続けてきた八坂神社だからこそ、今日でも多くの参拝客が訪れています。

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中島尚彦

中島 尚彦

1957年東京生まれ。南カリフォルニア大学、ペンシルベニア大学ウォートン校、フラー神学大学院卒。音楽系ネット通販会社サウンドハウスの創業者。古代史と日本古来の歌、日ユ同祖論の研究に取り組むとともに、全国の霊峰を登山し、古代遺跡や磐座の調査に本腰を入れている。